2012/06/10

自分のことを名前で呼ぶ? Calling yourself by your name?



 日本では、ほとんどの小さい子どもは、自分のことを名前で呼びます。「わたし」や「ぼく」ではなく、親から呼ばれているのと同じ呼び方を使うのです。「けんた、これ食べる。」という具合です。「ちゃん」や「くん」もついていることも珍しくありません。

  英語圏の方に話したら驚かれたので、どうして日本ではそうなのかなと考えました。親が子どもと話すときに「あなた」という言葉をほとんど使わず、いつも「あやちゃんも食べたい?」のように聞くので、「うん、あやちゃんも食べたい。」という風に話すようになるのかもしれません。

  男の子は、だんだん名前から「おれ」に変わっていきます。「おれ」は強そうでかっこいいからです。まだ小さい45歳の男の子がお兄ちゃんの真似をして「おれ」と言っているのは可愛いです。「ぼく」と言う子もいます。女の子は「わたし」や「あたし」に変わりますが、最近は「うち」と言う子がとても多いです。でも、中には高校生になっても自分を名前で呼んでいる子もいます。

  英語圏では、小さい子でも「I/my/me」を使うと聞きました。あなたの国ではいかがですか?

*これは関東地方での話です。もしかしたら語彙には地域差があるかもしれません。

If you want to listen to this blog 
Please watch our video.


 


 Kanji with hiragana
 
   
   日本(にほん)では、ほとんどの小(ちい)さい子(こ)どもは、自分(じぶん)のことを名前(なまえ)で呼(よ)びます。「わたし」や「ぼく」ではなく、親(おや)から呼(よ)ばれているのと同(おな)じ呼(よ)び方(かた)を使(つか)うのです。「けんた、これ食(た)べる。」という具合(ぐあい)です。「ちゃん」や「くん」もついていることも珍(めずら)しくありません。

  英語圏(えいごけん)の方(かた)に話(はな)したら驚(おどろ)かれたので、どうして日本(にほん)ではそうなのかなと考(かんが)えました。親(おや)が子(こ)どもと話(はな)すときに「あなた」という言葉(ことば)をほとんど使(つか)わず、いつも「あやちゃんも食(た)べたい?」のように聞(き)くので、「うん、あやちゃんも食(た)べたい。」という風(ふう)に話(はな)すようになるのかもしれません。

  男(おとこ)の子(こ)は、だんだん名前(なまえ)から「おれ」に変(か)わっていきます。「おれ」は強(つよ)そうでかっこいいからです。まだ小(ちい)さい45歳(さい)の男(おとこ)の子(こ)がお兄(にい)ちゃんの真似(まね)をして「おれ」と言(い)っているのは可愛(かわい)いです。「ぼく」と言(い)う子(こ)もいます。女(おんな)の子(こ)は「わたし」や「あたし」に変(か)わりますが、最近(さいきん)は「うち」と言(い)う子(こ)がとても多(おお)いです。でも、中(なか)には高校生(こうこうせい)になっても自分(じぶん)を名前(なまえ)で呼(よ)んでいる子(こ)もいます。

  英語圏(えいごけん)では、小(ちい)さい子(こ)でも「I/my/me」を使(つか)うと聞(き)きました。あなたの国(くに)ではいかがですか?

*これは関東地方(かんとうちほう)での話(はなし)です。もしかしたら語彙(ごい)には地域差(ちいきさ)があるかもしれません。



★English translation



In Japan, most young children call themselves by their own names. They call themselves in the same way as their parents call them, instead of using "watashi" or "boku", like "Kenta kore taberu" (meaning: I will eat this or lit.Kenta will eat this ). Besides, it is not unusual that they say their names with "chan" or "kun" attached.

When I told this to a person from an English-speaking country, he was surprised, so I wondered why it is like this in Japan. My guess is that because parents always ask like "Ayachan mo tabetai?" (Do you also want to eat this? Or lit. Does Aya chan also want to eat this?) without using the word "atana", children learn to talk like "Un, Ayachan mo tabetai" (Yes, I also want to eat it).

Boys gradually grow to use "ore" because it sounds strong and cool. It is cute when little boys about 4 - 5 years old say "ore" imitating older boys. Some boys say "boku". Girls grow to use "watashi" and "atashi", and recently so many girls say "uchi". But a few girls still call themselves by their names even in high school.

I heard that in English-speaking countries, children use "I/my/me" even when they are very young. How about the children in your country?

*This is about the Kanto region. Maybe there are some regional differences in the vocabulary.




★今週の語彙
This week's vocabulary


珍(めずら)しい
rare, unusual

英語圏(えいごけん)
English-speaking countries

驚(おどろ)く
be surprised

真似(まね)
immitate

関東地方(かんとうちほう)
Kanto region (Seven prefectures - Tokyo, Kanagawa, Saitama, Chiba, Gumma, Tochigi and Ibaraki)

語彙(ごい)
vocabulary

地域差(ちいきさ)
regional difference


BY YATABE Kumiko









No comments:

Post a Comment